岩手大学LGBTs学生団体 Poi

記事一覧(8)

講演会vol.2

3月5日(日)、岩手県民交流センター(アイーナ)にて第2回目の講演会を開催しました。今回の講演会は、岩手県男女共同参画センターさんとの共同開催です。先月の岩手大学での講演会に加え、講演会参加者のみなさんとのワークショップも行いました。今回は15人の方が参加してくださいました。当日会場に足を運んでくださったみなさま、そして今回の講演会を全面的にサポートしてくださった男女共同参画センターのみなさま、ご協力してくださった全ての方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。本当にありがとうございました。今回も前回の講演会記事同様に、参加者のみなさんにご記入いただいたアンケート回答を一部ご紹介させていただきます。「性のあり方も含めて、多様性を認め合える社会を願っています。」「実は近くにも、そういうことで悩んでいる人がいるかもしれない、もっと接し方を考えたいと思った」「世の中には色々な考えの人がいて色々な思いをもって生活している人がいると思います。でも、知らないことは多いです。自分が知らないあいだに誰かを傷つけてしまわないように、これから色々なことを知る努力をしたいと思います。そして、誰かを思いやって生きることを大切にしたいと思います。」「講演の途中で『LGBTらしい』っていうのも変だよなぁ、と思ったのが新しい気付きでした。」「若者の企画した講演会を聞くことができて勉強になりました。ハッピーな2時間をありがとうございました♡」このような、とっても嬉しいお声を多数いただきました。自分が大切にしている価値観って、どなたにもきっとおありなのでは、と思うんです。それを大切にすることが自分の心の支えになる。その価値観によって自分が自分でいられる。そうしたことも、きっと、あるかもしれません。だけど、その価値観を「あたりまえ」として周囲の人に押し付けてしまうことで、目の前の相手を傷つけてしまっていないかな。そして、周囲の人たちの「あたりまえ」によって自分は苦しい思いをしていないかな。自分も、周囲の人も、みんなが心地よく生きる。そのために出来ることの1つが、今まで自分が疑おうともしなかった「あたりまえ」を疑ってみること。なんであたりまえなの?そしてそれって誰のためになるの?このあたりまえによって傷ついている人っていないかな?正解なんてないと思うし、自分なりの結論も出ないかもしれない。でもその「立ち止まって考える」プロセスが、今まで見落としてきた周囲の人の心の痛みや、自分の心の痛みに気がつくきっかけになるかもしれません。それって絶対に「誰もがありのままの自分らしく生きられる社会」への大きな第一歩だ!と私は思います。岩手大学で「レッツビギンプロジェクト」の1つとして採択された私達のプロジェクト『あたりまえにクエスチョン』は今回の講演会、そして本日岩手大学で行われた最終報告会で終わりとなります。しかしこれからもPoiとしての、『誰もがありのままの自分らしく生きられる社会』への取り組みはまだまだ続く予定です。今後もPoiを、よろしくお願いいたします!

講演会やります

「そんなの常識に決まってるじゃん!!!」スーパーマーケットにいた子供がこう叫んでいた。年端もいかぬ子供さえも「常識」を持ち出すのかぁ…と寂しくなった。常識とか「あたりまえ」は、「思考回路の最短ルート」だと思う。最短ルートをたどれば、すぐに答えや理由にたどり着く。多くの人がそのルートを通るから、「間違っているかも…誰かを傷つけるかも…」などと心配する必要もない。むしろ「常識だから!」「あたりまえだから!」と強気なくらいだ。でもそろそろ、常識や「あたりまえ」の外側に、思いをやるべきだと思う。「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない。—人間たちは、こういう真理を忘れてしまった」アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ (1943)『星の王子さま』.常識や「あたりまえ」を抜きにして物事を考えると、時間がかかるし、不安だし、めんどい。けど、そうすることでやっと、人や物事に対して心から向き合えるんじゃない…?いちばんたいせつなことが、見えてくるんじゃない…?と思う。さて前置きが長くなりましたが、宣伝です。性のあり方や多様性がテーマの講演会を開きます。「性別は男・女で二分できるのがあたりまえ」「女は女らしく、男は男らしくするのがあたりまえ」「恋愛や結婚は異性とするのがあたりまえ」このような性のあり方に関する「あたりまえ」にPoiが突っ込みます。この講演会に向けてパンフレットや缶バッジ、ステッカーも作成しました。